東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている西口朝都(アサト)です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちらから。
過去記事でストレートパーマ、縮毛矯正とカラーについて書きました。
美容室でカラーするなら縮毛矯正していても、こんな透明感あるカラーが叶います★
そして前回は市販のシャンプーのお話をしました。
てことで今回は市販のカラー剤のお話。
縮毛矯正も市販があるみたいですが、なかなか手を出す人は少ないんじゃないかと思います。
まあ絶対やめといたほうがいいです(笑)
プロの美容師でも難しいぐらいなので、下手に手は出さないほうがいいです。
対して薬局とかで売ってる市販のカラー剤、使ったことある方も多いと思います。
手軽にできるし安い(数百円)
泡で染まるやつもあったり、今はだいぶ簡単にカラーができますね。
対して美容室でのカラーは何千円ってする、、、
確かにきれいな色には染まるけどその値段の差にどんな価値があるのでしょう。
一言で言えば、技術料と薬剤のクオリティ。
市販のカラー剤は誰でも簡単に染まるように、薬のパワーがめちゃくちゃ強いです。
そして色もめちゃくちゃ濃いです。
髪がガリっとするのはパワーが強いからです。どんな髪質、どんな状態でも染めれるように。
市販の黒染めとかを使うと美容室でもきれいには抜けません。
薬のついてる量が前は多いけど後ろは少ない、、、とかムラムラなのに濃すぎてついただけで染まります。だから簡単に染めれます。
だからもちろんきれいには抜けません。
どんな髪で誰が染めても同じ仕上がりになるようにつくられたものです。
対して美容室でのカラーは、一色で染めるにしても根元と毛先ではダメージレベルや施術履歴が違うので薬を変えます。
パワーが必要な部分には最適な薬を、ダメージ部分には優しい薬を、色持ちをよくするための配合、
塗布量、塗る順番、スピード、放置時間、処理剤、、etc
この複雑な全ての要素を技術だけでカバーしています。
それにプラスで似合わせ(デザイン)
そしてもう一つ大きな違いはダメージの残り方。
使われているアルカリの種類ってのが関係します。
市販のカラー剤ってあまり不快な匂いがしないと思います。いい匂いのやつもあるぐらい。
でも美容室ではツンとした刺激臭がある。
しないほうが良さそうな気がしますよね、、
でも実はこのツンとする匂いは薬が揮発してるからなんです。つまり抜けているので残りづらい。
ということは市販のは揮発しないのでしっかり残っています。
匂いがないほうが優しそうという勝手なイメージと、反応が遅いので素人でも操作しやすいってのがってのが使われている理由です。
ちなみに美容室ではこの残留アルカリってのをしっかり除去します。その後のケアももちろん。
これが色持ちや後のダメージに繋がってくるので。
市販のカラー剤のメリットは安い、手軽ぐらいですが、
このようにデメリットは山ほどあります。
髪に蓄積された、カラーの色素、ダメージ、ムラ、
全ての履歴が切るまで髪に残ります。
過去にも書きましたが、ダメージは根本的には治りません。
残留色素やムラ、少しでも修正するためには不必要なダメージと時間がかかります。
しかも完全に綺麗にはなりません。
髪にとってシンプルな履歴を重ねてあげたほうが、確実にいいです。
後のことも、今のことも。
こんなやわらかいカラーも叶わなくなります。
ちなみに縮毛矯正ぐらい繊細な技術となると、市販のカラー剤、特に白髪染めとかだとスーパー相性悪いです。
美容室でやるブリーチ、市販の白髪染め。
薬も技術もどんどん新しくなっているので、今はもしかしたら前者の方がダメージは少ないんじゃないでしょうか。
それほどダメージを伴うもの、履歴を残すものを髪に使うのは
やっぱり美容師としてオススメできません。
綺麗な髪でいたいなら、美容室でカラーすることをオススメします。
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