東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている西口朝都です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちらから。
昨日もブログを見てお客様が来店してくれました。
最近増えて来て、嬉しいですね〜。
ブログを見て、カラーしに来てくれる方もいましたが、大歓迎です!(笑)
むしろ嬉しいのでウェルカムです。
さて、今回は。
「なおせる縮毛矯正、なおせない縮毛矯正。」
こんなブログを書いてるぐらいなので、縮毛矯正をかけにくるお客様が多いです。
そしてその共通点は、
・ずっと縮毛矯正をしている
・失敗された
・納得したことがなく、毎回美容室を変えている
という方がほとんどです。だから来てくれるので当たり前なんですが、
何が言いたいかというと、毛先は他の人が施術したもの。
そしてあまり納得いっていない仕上がり(=失敗されている)
つまり、僕のところに来てくれる方のほとんどが、毛先には何らかの施術履歴があり、そして失敗されています。
バージン毛(何もしていない毛)に縮毛矯正するのとではわけが違います。
縮毛矯正の失敗の中でも修正可能な場合とそうでないものがある。
順番に解説していきますね。
おそらくどれかに当てはまると思いますので参考にしてください。
タンパク変性を起こしているが癖は伸びているパターン。(修正×)
毛先が暗くなり、真っ直ぐなのがわかりますか??
これは前回記事に書いた、タンパク変性、熱変性と呼ばれるものを起こしている状態。
根元の癖や髪質を見る限り、そんなに無理な施術をする必要はなさそうですが、前回の施術での強い薬とアイロンの熱でタンパク質の形が変わってしまっています。
これも前回記事で書きましたが、目玉焼きを生卵には戻せません。(卵はタンパク質)
なので、基本的にこれ以上どうこうはしないです。
写真の場合は癖は伸びているので根元だけの施術にし、毛先は触りません。
毛先を切るのを待つしかないです。
タンパク変性を起こしているが癖も伸びていない場合(修正△)
写真がちょっと見づらいかもしれませんが、毛先は暗く(タンパク変性している)、でも癖は出ています。この原因は薬剤の選定ミス。
強い弱いということではなく、適切な種類の薬剤を使わず、アイロンの熱に頼った結果です。
薬剤の種類を間違えて、アイロンで無理矢理やるとキューティクルと呼ばれる、髪の外側の部分の形が熱で変わり、なんとなくまっすぐになります。
しかし時間が経ちダメージし、キューティクルが剥がれると癖が出てきます。
すると、写真のように、熱でタンパク変性を起こしているのに、癖は出ている状態が起こります。
先ほどの1枚目の写真(癖が伸びている)方がまだマシですね。
このパターンはなおすという表現(100%いい状態にする)でいうと、できません。
先ほどと同様、目玉焼きは生卵に戻りません。
が、 癖をまっすぐにすることはできます。なので△にしました。
この場合は必要な種類の薬(弱め)を塗るだけで大体伸びます。
これ以上のアイロンはしたくないので、必要であれば整える程度。
なので一応良く見せることはできます。
これ以外のパターン(修正△)
変性を起こしていなくて、薬剤選定ミスや時間設定のミスで癖が伸びていないなどは簡単に綺麗にすることができます。
もう一度適切な薬剤と工程で施術すればいいだけです。
二度施術してることになるので、その分のダメージもあり100%いい状態とは言えませんが。(その意味での△)
前回記事に書いた、ビビり毛のなおし。
これも髪の中はボロボロなので、無理矢理まっすぐにして、誤魔化しているだけです。見た目や手触りはよくすることができるので△。
来店してくれたお客様の、履歴は必ずしっかり把握します。
自分がやったのではないので、特に細かく。
失敗の原因。なぜそうなったのか。どうすれば少しでも良くなるか。
僕は毎回お客様に説明します。
例えば、僕が施術したのが根元から10cm、毛先の過去に施術した部分が20cmあるとすれば、
毛先もその時の最適な施術をもちろんさせていただきますが、履歴はマイナスにはならないので、プラスになりどんどん複雑な履歴になります。
一方で根元は120%ベストな施術をさせていただくので、まっさらな状態にシンプルな履歴です。
変性も起こさず、ダメージも最小限、髪はやわらかく自然に丸みがつきます。
でも髪型において、動きが出る、動くのはやはり毛先なので、履歴の複雑な毛先では少し難しい。
なのでよくお客様に言います。
「今回で全体的には確実によくできます。ただ、僕が初めて施術した部分(根元)が毛先にくるともっと自然になります。なのであと2回、3回担当させてください。そしたら髪が全部生まれ変わるのでもっと感動しますよ。」
カラーのムラをなおすとか、暗くなったから明るくしたいって、そんな簡単な話じゃないので、
最初から失敗しない、信頼できる美容師さんをちゃんと見つけることが大事です。
自分の髪を人(美容師)に完全に任せるのもいいですが、自分でちゃんと選ぶことも大事ですよ。
こんな自然な感じ素敵ですよね★
もちろん僕も担当するときは全力でやらせていただきます。
新規のご予約も受け付けていますのでぜひ。
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