東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている、西口朝都です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちらから。
今回のお話は縮毛矯正の不自然にシャキンとなる理由。
それってなぜだかわかりますか?
何もしていない髪はさらーっと色んな方向に風になびきます。
が、不自然にまっすぐにした髪は一方向にしかなびきません。
それは、本来丸い一本一本の髪を、つぶして平らにしてしまっているから。
束で見たときに、板みたいになってしまっているんです。
縮毛矯正があまりいいイメージがないのはそれが理由です。
過去記事にも書きましたが、僕の中でシャキンとなるのは、癖がいくら伸びても大失敗です。
では、、、、できるだけ自然な縮毛矯正をするには?
答えは髪を丸いまま残すこと。体力を残すこと。
最初につける薬で髪を柔らかくします。
この薬で髪を開くので中身が出ていきます。
髪は膨潤といって、一本一本が膨らみます。
下手くそな絵で簡単に説明しますね(笑)
これが何もしていない一本の毛だと思ってください。
キューティクルってなんとなく聞いたことあると思うんですが、髪の外側のバリアみたいなもので何層かになっています。
竹の子みたいなイメージです。
内側の丸は髪の中身です。(色々ありますが、ややこしいのでここでは省略します。)
そしてこの状態の髪に薬をつけると、髪のキューティクルは開き、膨潤します。
こんな風にキューティクルが開きます。(家の窓を開けたイメージ)
そうすると出口ができてしまうので、髪の中の成分が流れ出て行ってしまします。
絵のように、毛の一本一本は太くなり、中の成分が減るので空白部分が増えます。
そんな中がスカスカの髪をアイロンで形を変えるからペタンコになってしまうんです。
水が満タン入ってるペットボトルと少ししか入ってない水ではつぶれ方が違いますよね。そんなイメージ。
だから必要以上に薬が強ければ、アイロンを使わなくても髪は不自然に真っ直ぐになってしまいます。
では、そうしないためにはどうしたらいいか。
大事なのは髪の中に体力を残すこと。(さっきのペットボトルの例えでいうと水)
必要以上に強い薬で髪を開かない。
これですね。この状態にしない。
アルカリの力で髪を開いています。
逆にそれを使わないのが酸性の縮毛矯正です。
その分、熱のパワーを借りますが、髪がペタンコになる理由がない。
普段、どれだけストレートアイロンを通しても、次の日もペタンコでストレートになっているわけではないですよね。
だから酸性がいいとかではなく、もちろんアルカリを使う利点も沢山あります。
でも強い薬は基本的に使いません。
必要最低限のパワーの薬で、髪の体力を残して。
その後のブローの水分量コントロール、アイロンの熱で綺麗に整えます。
だから僕のこだわりでもある毛先の丸み。
これも同時につけることができるんです。
丸みをつけるのはアイロンのテクニックですが、つけれる余力を残すのは薬が大事です。
こんな感じも巻かなくて叶います。
かけたのがわからないぐらい自然。
地毛のようなサラサラストレートヘア。
大事なのは髪の本来の丸さを残すことです。
ぜひ感動しに来てください。
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