東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている西口朝都(アサト)です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちら。
さて、今回のお話はアイロンについて。
縮毛矯正ってアイロンのイメージありますよね。
過去にこういう記事を書きました。
じゃあアイロンはなんでもいいのか?
誰がやってもいいのか、と言われればそんなことはありません。
アイロンにも大事なことが沢山あります。
温度、角度、スライス幅、毛量、髪質、テンション、圧などなど。
理論も大切ですが感覚と経験によるところもあるので、誰がやっても同じではありません。(うちのスタッフは大丈夫です。上手。)
理論的な話になると。
例えば温度。
高い方がしっかり熱が伝わりそう、でも痛みそう。そんなイメージ?
間違いではないんですが、実はそんな単純じゃありません。
同じ180度でも柔らかい髪質の方が伝わっている熱は大きく、硬い髪質の方が小さいです。
1液での軟化(アルカリで髪を柔らかくすること)が多いほど、熱の伝わり方は大きくなる。
髪の中に水分を残せば残すほど、熱は大きく伝わる。
ダメージしてるほど、耐えれる時間が短い。
そう、温度一つとってもこんなに考えることが多いんです。
「髪しっかりしてるから温度高めで〜」
「ダメージしてるから低めで〜」
ってそんな簡単じゃない。
だから毎回180度とか同じだと対応できません。
僕は縮毛矯正の工程全部を最初に組み立てるので、1液の軟化具合(どれだけ柔らかくするか、させない場合もあります)や、ブローの具合を決めて、アイロンの施術内容も決めます。
全てに合わせて温度はこれぐらい。という具合で。
そして同じ温度でも、2秒当てるのか10秒当てるのかだと全然違います。
温度×秒数。
過去にアイロンの使い方について書きましたが、ダメージレベルは
低めで長時間>高めで短時間 です。
それに一度にとる毛量が多いと熱は伝わりにくく、少ないと伝わりやすかったり。
温度だけでも考える要素が多いんです。
髪質によって、テンションやアイロンを挟む力も変えています。
繊細なコントロール。
同じ人でも根元と毛先、前と後ろ、全然変えます。
お客様によく言われます。
「全然引っ張られる感じがしない」
「傷まなそう」
そう、思いっきり高温でアイロンでプレス(潰すように挟むこと)はまずしません。
これでも一部です。
アイロンって技術だけでもこだわりはたくさんあります。
これを考えながらやってる僕と、そうでない人では仕上がりが全然違います。
1回1回アイロンを通すたびに方法を変えているのですが、瞬時に変えれるのは豊富な経験からくる感覚です。
右手のアイロンを持つ感覚と左手の髪を持つ感覚。これだけは誰も真似できないと思います。
ちなみに僕は両手でアイロンを持ち替えますが、それも頭の丸みに沿うためのこだわりです。(大体の人が片手でしか扱えないです。)
ぜひ、実際に体感しに来てください。
アイロン施術は実際に今までとの違いがわかると思いますよ。
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