東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている西口朝都(アサト)です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちら。
前回こんな記事を書きました。
そう、一緒にやっちゃおう。ってことです。
詳しくは前回記事見てください(笑)
その中に、同時にやるなら先にカラー。と書きました。
これは僕の考えで、まあ100%理にかなってると思います。
縮毛矯正とカラー。同時に施術してくれる美容室は全然あります。
うちもそうです。
が、ほとんどの場合(90%ぐらい?)先に縮毛矯正、後からカラーだと思います。
それはなぜか??
僕の書いたような知識がそもそもないことがほとんどですが(ほんとにみんな知らない)
もう一つは時間短縮のためです。
「結局両方やるのになんでカラーが後だと早いの?」
縮毛矯正の工程のおさらいです。
シャンプー→1液塗布→お流し→ブロー(アイロン)→2液塗布→お流し→ドライ
ちなみにカラー
カラー塗布→シャンプー→ドライ
僕のオススメの先にカラーの場合。
カラー塗布→シャンプー→1液塗布→お流し→ブロー(アイロン)→2液塗布→お流し→ドライ
シンプル(笑)
特に何も省略されてないので普通の時間です。
シャンプーが一回減るぐらいですかね。でもこれでいいんです。
では、先に縮毛矯正の場合。
シャンプー→1液塗布→お流し→ブロー(アイロン)→2液塗布→お流し→カラー塗布→シャンプー→ドライ
「あれ?先カラーより工程増えてない?」
そうですね。シャンプ一回分だけですが増えてます。
まあ僕はやりませんが、これならまだいいんです。
問題は時間短縮の縮毛矯正→カラー。
シャンプー→1液塗布→お流し→ブロー(アイロン)→カラー塗布→シャンプー→ドライ
「あれ?2液塗らないの?」
そうなんです。僕でも思います。びっくり。
でも経験ある方多いんではないでしょうか?
2液っていうのは、酸化剤といって、簡単に言うと1液で切った結合を再結合してくれるものです。
過酸化水素っていいます。
縮毛矯正は結合を切って、髪の形を変えやすくし、ブローやアイロンで形を整え、それを固定するって仕組みです。
なので固定する2液は必須なはずなのですが、、、
これをすっとばしてカラー塗布です。
なぜそんなことが行われているかというと。
カラーは塗る直前に2つの薬を混ぜて作られています。
そしてそのうちの一つが縮毛矯正の2液と同じなのです。
そう過酸化水素。
「一緒だからいいや~固定されるでしょ~」
って感覚でこういう工程になってるのです。
でも実際は、全然ダメ。
アリエマセン。
縮毛矯正の2液とカラーに混ぜる過酸化水素では濃度が全然違います。
カラーのほうが濃いです。それもだいぶ。
そして縮毛矯正のあとの2液の放置タイムは5分ほど。
施術内容によって、多少前後はさせるものの、10分を越えることはまずありません。
これは2液をおきすぎると、髪の中に変な結合が生まれてしまい、二度とパーマも縮毛矯正もかけれなくなるからです。
もう動かすことのできない結合が生まれます。
そしてカラーの放置タイムは?
15分~25分。
わかりますよね。もーアリエマセン。生まれまくりです変なヤツ。
そして、それだけならまだマシ。
これも過去記事に書きましたが、縮毛矯正の基本はアルカリで髪を開き、酸で閉じるです。
カラーは2種類混ぜる。
過酸化水素と?そうもう一つはアルカリのカラー剤です。
だから、縮毛矯正後のアルカリで開きまくったデリケートな状態の髪(すごく傷みやすい)に対して、酸で閉じるべきとこなんですが、、、
もう一度アルカリ。
閉じたいのに開く!!
悪循環ですね。
カラーの色持ちももちろん悪い、縮毛矯正もちゃんと固定されてるのかよくわからない。
もちろんめちゃくちゃダメージします。
デリケートな状態の髪に、ガシガシコーミングしてカラー塗るなんてのもアリエマセン。
全ての行為がダメージします。
まあ何が言いたいかといいますと、そんなことする美容師はダメです(笑)
必要な工程は省いてはだめです。
省かなくても+30分ぐらい。
この30分を面倒くさがって、めちゃくちゃダメージしたくないですよね。
先に縮毛矯正自体僕はしませんが、こういうことするのは基本的にNGです。
これはお客様側も情報として知っておいたほうがいいと思いますよ★
何か気になることあればぜひご相談ください。
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