東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている、西口朝都です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちら。
最近暑いですね。昨日は日本歴代一番暑かったんだとか。
美容室でも季節によってオーダーに傾向があります。
やっぱり夏は、ばっさり短く。
そして明るく。
そりゃもう気持ちが弾けてるので、夏は明るくしちゃいます。
この写真だとブリーチ3回ぐらいは必要ですね。
でもやっぱりかわいい。
もちろん、ブリーチなんてダメージは伴いますが、お互いわかった上で施術します。
僕から薦めることはあまりしませんが、全然やります。
むしろブリーチのお客様はとても多いです。
デザインの幅とダメージは必ず関係してきます。
さて、明るいカラーを楽しんだあと、ブリーチをしたあとに、
ストレートパーマ、縮毛矯正、パーマをしたい!って思う方って必ずいると思います。
できるの??
美容師なら誰でも嫌がります(笑)
だって難しいから。。。
でも結論から言うと可能です。(場合によります)
ブリーチ1回なら大丈夫、3回以上はダメ。とかではなく、髪の状態によります。
髪にまだしっかり体力が残っていれば可能です。
よく髪は減点方式と言われます。
健康な状態で100ある髪の体力が、カラーするとマイナス15、パーマでマイナス15、とどんどん減っていきます。(数字は適当です)
これは髪が生きていない細胞と言われているから。
ハサミで切っても痛くないですよね。ちなみに爪も同じ。
自己再生能力はないのです。
じゃあトリートメントは?? 意味ないの??
意味なくはありません。
とても大事。やるとやらないでは全然違います。
でも髪が生き返るわけではありません。そこを理解することがとても大事。
トリートメントすると髪の体力がプラス10とか20になるわけではなく、誤魔化しているだけです。
防弾チョッキをつけているみたいなイメージ。
ダメージするまでの時間を延ばす。
体力100の髪に
カラー(-15) → 85
パーマ(-15) → 70
カラー(-15) → 55
パーマ(-15) → 40
カラー(-15) → 25
を毎月繰り返し、傷んだから今回はトリートメントしよう(+10)ってわけにはいきません。
100からマイナス75されて防弾チョッキ10を着ている状態。一応35、でもほんとの素髪は25。
何もしなくても時間が経てば25です。
一方、毎回トリートメントしている方は
カラー(-15),トリートメント(+10) → 95
パーマ(-15),トリートメント(+10) → 90
カラー(-15),トリートメント(+10) → 85
パーマ(-15),トリートメント(+10) → 80
カラー(-15),トリートメント(+10) → 75
同じ回数カラーやパーマを楽しんでいても、髪の体力は75残っています。素髪は65。
そんなイメージです。
ダメージを修復するというより、髪のダメージしてる隙間を埋めるイメージ。
そしてカラーやパーマをするとそれが流れ出て行く。
でもしてないと直接髪の栄養分が出て行きます。
なのでトリートメントは大事なのです。
ダメージした後にするというより、する前にするのをオススメします。
それ以上ダメージが進行しないように守ってあげてください。
そうするとできる範囲が広がったり、きれいなヘアスタイルを長く楽しめます。
話が逸れましたが、ブリーチ毛にパーマやストレート、縮毛矯正はできるのか?
でしたね。
さっきの話のように、髪に体力が残っていれば可能です。
髪質や施術する内容などによりますが、美容師なら見て触ればだいたい判断できると思います。
なので担当の方にご相談ください。
そして、できると言いましたが、かなり難易度は高くなります。
ストレートパーマ、縮毛矯正は比較的簡単です。
弱い薬とアイロンで調整するのでやりやすいです。
一方でパーマは、かけれますが難しいです。
というより、きれいに出づらい。あまりオススメしません。
ダメージすると髪の中のパーマをかけれる部分が減ってしまいます。
なのでどうしても乾かすとだれてしまったり、弾力のあるカールは出ません。
毛先ワンカールぐらいなら難しくないですが。
ストレートはまっすぐにするだけなのでむしろ簡単です。
ちなみに、これはブリーチ→縮毛矯正のパターンですが、
逆は絶対やめといたほうがいいです。
縮毛矯正→ブリーチ
なぜなら、縮毛矯正って見た目がキレイな分、ダメージレベルを判断しづらい。
そしてブリーチ力のコントロールはある程度しかできない。(基本的に強い)
なので髪が耐えれなくなりがち。
そしてとても相性の悪いのがハイライト。
部分部分でブリーチしたり、しなかったり。
履歴がバラバラなので薬の塗り分けや施術方法を変えることが困難。
全体をブリーチしてるほうがまだマシです。
縮毛矯正、ストレートをしてる方はハイライトをやる前はしっかり相談してからにしましょう。
デザインにリスクはつき物ですが、なんでもご相談ください。
ライフスタイルや希望に沿って、一番最適な提案をさせていただきます★