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美容室 tas(タス)です。
前回の記事に続いて、今回も前髪のつむじについて解説。
(最近本当に問い合わせ多いので。)
そもそもつむじは必ず一つとは限りません。
二つや三つある人もいます。(ちなみに僕も二つ。)
つむじが多いこと自体は異常でも何でも無いのですが、
つむじが多いと厄介なのは事実。
パックリ分かれる、跳ねやすい、ペタンコになってしまうなど、
どうしても扱いづらくなります。
今回はその中でも一番扱いづらいであろう、
前髪のつむじについて、詳しく書いていこうと思います。
こういうのですね。
前回こういう記事を書きましたが、ここまでのつむじだと前髪を下ろしたりするのは、ブローやアイロンのスタイリングだけではどうにも限界があります。
こういう人って、何をどう頑張ってもまっすぐは下りてくれないんですよね。
毛穴が横、もしくは後ろを向いているので、髪がその方向に分かれます。
これを本人がスタイリングを頑張らずに、まっすぐ下ろす方法が一つだけあります。
今回はそれをご紹介します。
それは前髪に縮毛矯正をかけること。
縮毛矯正 = 癖を伸ばすもの
という認識だと思いますが、
細かく分けると本当に色々なことが可能な技術です。
大きく分けるとこの3つ。
・髪質を変える(やわらかく、硬く)
・ボリュームをなくす(弾力をなくす)
・癖を伸ばす
この前髪のつむじに縮毛矯正でアプローチする方法は、
このうちの「ボリュームをなくす」を利用します。
イメージで分かりやすく説明すると、この毛穴の向きで分かれてしまう部分の毛は髪が元気だからそっちに向きます。
なのでわざと弾力を減らす(ボリュームを減らす)ようにここに縮毛矯正の薬剤を塗布。
塗布の仕方にかなりのポイントがあるのですが、それによって前向きにペタンとなってくれるようにコントロールします。
重力も利用して前に下ろします。
毛穴の向きは今のところの技術では変えれないので、毛穴ギリギリの毛から向きを変えます。
そうするとこんな感じに。
自分では本当に乾かしただけでこんな感じになります。
施術においてのメリット、デメリットで言うと、
メリットは圧倒的に扱いが楽になること。これが最高のメリットです。
デメリットは正直何もないです。
ただ、毛穴の向きを変えたわけではないので、根本が伸びれば必ずまた分かれます。
髪は必ず伸びるので、デメリットと言うほどでも無いですが。(カラーも根本が伸びれば目立つのと同じ。)
ぜひ、お困りの方は一度試してみてください。
ただ、これに関しては本当に誰でもできる技術ではありません。
縮毛矯正は上手い下手がありますが、この技術はそれ以前にできる、できないがあります。
そしてほとんどの人ができません。
それはシンプルにやったことが無いから。
施術自体がとても特殊で、ストライクゾーンがとっても狭いので難しいです。
なのでやったことがない人に施術してもらうのは、とても危険。
きちんと得意としている人にお願いするようにしましょう。
もちろん僕は大得意です☆