東京、吉祥寺のUn ami kichijojiで美容師をしている西口朝都(アサト)です。
縮毛矯正のスペシャリスト。
自己紹介はこちら。
最近、セルフでずっと縮毛矯正やってましたってお客様がいました。
セルフカラーもオススメしないのに矯正。。。
セルフカラーについてはこちらの記事で。
参考記事:市販のカラー VS 美容室でのカラー
縮毛矯正をセルフでやる唯一のメリットは「安い。」
ただそれだけですね。
デメリットですか?
書いたら100個ぐらい出てきそうなのでやめておきます(笑)
まぁこれから書くのですが、先にこれだけ言っておきます。
絶対やらないでください(笑)
僕がこれだけ書いてるのでわかると思いますが、美容師でもこんなに難しい。
ちゃんとこの技術を扱えてる人ってほんとに少数。
美容師の中でも1%以下じゃないでしょうか。
それを美容師でもない人が扱うなんて、、、、って感じです。
想像しただけでコワイです。
まず何が違うって一番は薬が強い。
上のカラーの記事にも書いてますが、塗りムラや髪質に対してもだいたい均一になるように全部薬が強いです。
ここでいう均一は「とりあえず伸びる」こと。
新しく生えてきた根元も、ダメージしてる毛先も。
美容師的にはありえないですね。
根元と毛先では履歴が違うので薬を変えます。根元に絶対つけないようにもします。
僕らは全部技術と経験、知識でカバーしています。料金が高いのもそこかなと。
ちなみに癖や髪質によって、ベストな薬の配合を毎回しているのですが、市販のは一種類。(毎回何十種類から混ぜてつくってます)
もちろん市販のは一番強いやつ一択です。
当然仕上がりも硬く不自然な感じに。しかも癖の種類によっては伸びません。
放置時間も大事です。
髪質や癖によって変えるのですが、美容師でも難しいです。
市販のやつに書いてる通りに10分や15分置けばいいってもんでもありません。
そしてその後の行程、ブロー、アイロン。
ブローは美容師が何年もかけてやっと習得する技術。
乾かせばいいってもんじゃありません。
生え癖、テンション、水分量、熱、考えることが色々。
この技術が仕上がりに大きく影響します。
そしてアイロン。
これはハッキリ言います、自分じゃぜったい出来ません。
僕でも自分でやれって言われればできないですもん、、、(笑)
セルフでやるぐらいなんで、そこまで完璧は求めてないと思います。
だからまあブローはクシとか使ってなんとなく乾けばよしとしましょう。
でもアイロンは、おそらく自分でやったらシャキンとまっすぐな仕上がりになるでしょう。
アイロンが全てではないですが、美容師でも自然に丸く仕上げるのは難しいです。
あとは根元が折れる。そしてまっすぐにしようとめちゃくちゃアイロンかけるのですごい傷みます。
下手したらチリチリになるかもしれません。
さすがにそれだと大失敗ですよね。
もしそんな失敗したらどうします?
たぶん美容室に行って直してもらいますよね。(結局お金かかる、、、)
でもなおせるの?
答えはNOです。
過去記事を見てください。
参考記事:なおせる縮毛矯正、なおせない縮毛矯正。
一度シャキンとなった髪は熱変性、タンパク変性といって髪の中身が無理矢理変えられています。
そうするともう直すことができないんです。
切るしかない。
チリチリになった髪も同じ。見た目や手触りを誤魔化す技術はありますが、根本的に傷んだ髪は元には戻りません。
セルフカラーの失敗はあまりにひどい場合は修正できるでしょう。
でも縮毛矯正のこういった失敗は修正不可です。
取り返しのつかない失敗をする前に、美容室ですることをオススメします。
セルフでやられる方は、「安いから」でしかないと思うんですが、失敗したらもっとお金はかかるし、あと数年は好きな髪形は楽しめないです。
髪に対しての施術は全てプラスです。積み重ね。
カラーしてもパーマしてもストレートしても、ずっと履歴として残ります。切るまでずっと。
そして髪の体力は何をしてもマイナス。
生えてきたての髪からカラー、パーマで傷んでマイナスになるのみ。
トリートメントはプラスではありません。
大事な髪なので大事に扱いましょう。
僕らその部分に関しては、お金と時間を費やしてきたプロフェッショナルです。
自分で縮毛矯正するのはやめてくださいね(笑)
きれいな髪で髪型楽しみましょう。
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